子育てに役立つ子ども心理学

子どもとの向き合い方は、その子の成長にかなり影響を与えます。赤ちゃんの頃から小学生、中学生と育っていったとしても、体が大きく育ったところで心はまだまだ子どもなのでいきなり大人扱いするのは無理があります。

「ダメ」ではなく「~しよう」と伝えよう

また、子ども自身が大きくなったと思いこんで、自分の精神力を強くなったと思ってしまうこともあります。体の成長と心の成長、精神面の安定や心理的な強さは体の強さとはまた別のものなため、親が子どもの心理、学生の心理を理解して接してあげる必要があります

時には子どもに、その子の心理状態を伝えてあげてメンタルケアをするというようなことも必要になります。子どもの心理は子育てとは切り離せないものなので、何も知らないまま育児をしてしまうと、せっかくの子どもの良さや子どもの成長具合を理解できず、すれ違ってしまうかもしれません。

他の子に比べて精神の成長が遅い場合には、その弱点に気づいてあげて、個性を理解しつつも弱点を克服できるようなきっかけを作って上げる必要があります。子育てに生かせる心理学として、子ども心理学資格は大いに役立つでしょう。

子どもの成長を先取りしよう

子どもは年齢とともに一定の精神、心理を身につけていきます。赤ちゃんのうちからいろんなものに触れていって、おおよそ何歳の頃に、何ができるようになるか、何を理解できるようになるかは事前に勉強していると、知ることは可能です。

次女・次男に多い性格や考え方

目安として子供の成長と、それに合わせた対策、教材などの準備することによって、子どもの成長を先取りして、心が成長する時に一緒に絵本を読んであげたり、いろんな知育玩具で遊ばせてあげたりして、子どもの能力を大幅に高めることが可能です。

物事の理解力や暗記力も赤ちゃんの頃、小さな子供の頃のほうが高いので、なんでも覚えてくれるものです。チャンスがあるとしたら、英語も日本語も触れ合える環境に身を置き、生き物とのふれあいや、色んな人との触れ合いの機会も用意してあげるようにすると良いでしょう。

子ども本人が何かを学べる環境を事前に用意してあげられるのが、子ども心理学資格を学ぶメリットになります。保育園や幼稚園に入る前の幼い子どものうちから親とのふれあいの時間を持ち、何に触れて、何を知るかで子どもの心理や価値観はかなり変化します。

この赤ちゃんの頃にしっかりと父親、母親両方とのふれあいがあって、十分に一緒にいる時間を作ると子どもの精神は安定し、他のことをきちんと学び、弱点の少ない子に育っていくでしょう。

精神面のサポートも親の務め

子育ては、子どもに食事を与えたり、学校に通うサポートをしたりするだけではなく、子どもの心の成長に関しても親による影響が大きいです。

子どもに指示する前にやってみせること

親との関わり、赤ちゃんの頃の過ごし方、赤ちゃんの頃の親からもらったものなどで心の成長には大きな差が生じます

小学校に入ってからも過保護に育てていると、ワガママが増え、食べ物の好き嫌いを親がしているとそれを真似て子どもの好き嫌いも増えるため学校給食をちゃんと食べきれずに日々過ごすというような弱い人間に育ってしまいます。

わがままばかりで、我慢強さがないと当然生きにくく、食べ物の好き嫌いが多いとお金の無駄、食事の非効率化などもあってよくない状態のまま大人になってしまいます。

精神面のサポートをしっかりと果たし、子どものものの感じ方や子どもが感じたストレスへの対処法のアドバイス等、学校や保育園であった嫌なことを親に話して解決できるという状態にすることによって、親子の信頼関係が確立されて、反抗期もそれほど酷いものにはならないでしょう。

子どもの話を茶化さずにちゃんと聞き、余裕を持って子どもとの時間を作るようにするのは非常に大切です。子どもの心を外から覗くことはできませんが、どんな状況で子どもが何を感じるか少しでも親が理解することによって、子どもの感じる悩みに対して無言でもサポートしてあげられるでしょう。

時には言葉でサポートし、時にはお弁当や、ちょっとした服、文房具などをそっと買い与えることで、子どもの心を強く育てていくことに繋がるでしょう。

反抗期になる前に子供の心を知ろう

反抗期は多くの親にとって、悩ましく、つらい時期になります。

子どもの反抗期を正しく理解しよう

親として強く、心も安定して維持することによって、子どもの反抗期にも備えられるかもしれません。しかし、子どもの反抗期がやってくる頃、親も仕事で忙しいような場合には、親子ともに余裕がない状況になってしまいがちです。それによって、険悪なムードの中、何年も過ごさないといけなくなります。

そのため、子供の反抗期は大人が事前に予測して対処する必要があり、反抗期がくる予兆、反抗期の時のルール、反抗し始めた時の夫婦での役割分担なども考えておくとよいでしょう。

特に、反抗期は男の子も女の子も両親ともに反抗しますが、たいていどちらかにあまり反抗しないという場合が多いです。母親の言うことは聞かなくとも、父親の話は聞く可能性があるので、夫婦で精神的にも様々な変化が生じるこの時期にしっかり対応できるようにしましょう。

反抗期は、子どもが自分の意見や自分の意志をはっきり伝え始める時期なので、事前に家族会議などもして子どもの気持ち、親の気持ちを共有し、親子で共にルールを決めることによって、反抗期もスムーズに乗り切ることが可能です。

こうした対応も子どもの感性や価値観によって対処する方法が変わってくるため、子どもの個性や資質も早めに気づいてあげられるように、日頃からしっかりと向き合うようにしましょう。

子どもに指示を出す時の言い方

子どもが自分で大概の事ができるようになってきたら、子ども自身にやらせてあげるようにしましょう。

朝の過ごし方で学校の様子がわかる

時間もかかり、完璧にできるわけではありませんが、だからといって子どもが自分でやり方を覚えるチャンスを奪ってしまうと、子どもの成長がその時点で留まってしまうことになります。

なんでも親が手を出すようになると、子どもは言わなくても親がやってくれるものだと思って育つようになりますので、幼い保育園や幼稚園のうちから自分でベッドメイク、部屋掃除、おやつ作りなどをできるように、親が一緒に時間をかけてやってあげるようにしましょう。

洗濯、料理、洗濯物のたたみ方、買い物後の袋に入れるお手伝いなど、子どもをしっかり一人前にできるよう、親子で一緒に時間をかけていくのが重要になります。この時、子どもにただやらせるのではなく、一緒にやるというのがポイントです。

山本五十六氏が言った言葉で「やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」というものがあります。これは子育てに当てはめると、まずは親がやって見せてから、子どもに説明し、実際に本人にさせてみて、できたら褒め、できなくても何度も練習するチャンスを用意し、親も一緒にやるということであり、これは非常に重要な接し方なのです。

口先だけで指示をしても、子どもは言うことを聞きません。

子どものやる気が出る言葉・言い方

子どもは先に体が大きく育つものですが、心は中学生でも高校生でもまだまだ子どもです。それでも育っていく心、自尊心や自己評価、客観的視点などを親が効率的に刺激すると、子どもの心はもっと自然に、育っていってくれるようになります。

青年期中学生の子どもと心理

子どもには過度に期待しすぎず、失敗したとしても何度も挑戦すれば良いと理解できるような言葉をかけ、時には慰めすぎず、子供の言葉に耳を傾けることに注力した方が効果的です。

子どもにアドバイスする時にも、カウンセリングやコーチングと同じ感覚を持ち、子どもがなんと切り替えしてくるかある程度予想をつけた上で話すのもコツです。子どもの行動を攻め立てるように話してしまうと子どもは自身を失ってしまうので、避けたほうが良いでしょう。

かといって、親自身の過去の体験を話しても「私は親とは違う」などと反抗的な可愛げのない切り返しをしてくる可能性があります。その切り返しも予測した上で、一枚も二枚も上手に立って対応できるようにしましょう。

時にはシンプルな「がんばったね」とか「さすがね」というような短い言葉のほうが効果がある場合も多いです。また、良い点数を取れた成績表などはあまり言葉でたくさん褒めなくても、こっそり額縁に入れて飾るなどをする事によって、そんなに大切にしてくれてるんだと理解し、子どもの自信につながります。

【感想】反抗期の子への対処法を見つけた

我が家には反抗期真っ盛りの子どもがいて、なかなか言うことは聞かず、部屋の片付けもせず、それでいて親にはあれをやれ、これをやれと命令をするので、非常に困っていました。

ネットで情報を探しても、先輩にアドバイスを貰ってもいまいちピンとこないものばかりで、子育てに失敗したのかとがっかりすることもありました。

そんな時に、一度子どもの心理を位置から学び直したほうが良いのかもしれないという雑誌の記事を見つけて、資格も取れるという子ども心理学資格講座を見つけ、受講することにしました。

この資格を通して学んだことを生かしてみると、我が家の夫婦2人の日頃の態度、子どもの成長過程での親との付き合い方、私自身の子どもへの対応など、過去に問題があることも多くあったため、今一度親子でしっかり話し合いました。

おかげで少しはましになり、軌道修正できたような気もしています。私自身まだまだ親としてきちんと成長しきれていなかったことも理解し、今は親として、大人として日々精進しようと努力しています。家族で良い方向にすすめてよかったです。

【感想】幼児期のいやいや期に備えられた

元々保育士だった私は、子どもの成長のこと、子どもの心のこともある程度は学んでいました。しかし、結婚して保育士をやめ、子供ができ、いざ自分の子供が生まれると、何をどうしたら良いかハッキリ自信を持って対応できませんでした。

そのため、再び復習するのも兼ねて子ども心理学資格講座を受講しました。一番最初の3歳までのところでの子育てが重要なのは知っていたので、再度子どもの心理を理解する方法、親としてとるべき行動、発言、仕草、言葉遣いなども夫婦で改善でき、自慢の優秀な子どもに育ってくれています。

幼児期のイヤイヤ期も、まだかまだかと先手を打って備えておいたので、特に辛いこともなく、上手にやりくりして、子どもに振り回されないように対策できました。